特徴

セフキャリーツールボックスは、株式会社TJMデザイン(TAJIMA)が製作する、
セフツールボックスシリーズを代表する商品のひとつです。

防じん・防水:IP65準拠って何?

IP65準拠とは、工具や機器がどれだけホコリや水に強いかを示す「IPコード(IP保護等級)」という国際規格に基づいた性能表示です。
IPコードは、1桁目が「防じん性能」、2桁目が「防水性能」を表します。
IP65の場合、粉塵が多い現場や雨・水しぶきがかかる環境でも安心して使用できる等級です。
| 等級 | 防じん性能 | わかりやすい説明 |
|---|---|---|
| IP0X | 無保護 | ほこり対策なし |
| IP1X | 大きな異物を防ぐ | 手など大きな物のみ防止 |
| IP2X | 指レベルの侵入防止 | 指が入らない |
| IP3X | 工具レベルの侵入防止 | 太めの工具が入らない |
| IP4X | 小さな固形物を防ぐ | ネジ・針金レベル |
| IP5X | 防じん形 | 多少の粉塵は入るが動作に支障なし |
| IP6X | 完全防じん | 粉塵が内部に侵入しない |
| 等級 | 防水性能 | わかりやすい説明 |
|---|---|---|
| IPX0 | 無保護 | 水対策なし |
| IPX1 | 垂直落下の水滴 | 結露・弱い滴下程度 |
| IPX2 | 斜めからの水滴 | 少し傾けてもOK |
| IPX3 | 散水 | 霧状・弱い雨 |
| IPX4 | 水しぶき | 雨に濡れても問題なし |
| IPX5 | 噴流水 | ホースなどの水がかかってもOK |
| IPX6 | 強い噴流水 | 高圧に近い水流 |
| IPX7 | 一時的な水没 | 水中に沈めても短時間OK |
| IPX8 | 継続的な水没 | 完全防水(水中使用) |
セフツールボックスシリーズの土台
セフキャリーツールボックスは、セフツールボックスシリーズの中でも、建築工事現場などで運用する場合の、最も重要なアイテムです。
工事現場では、道具を積んだ車を作業場所の近くに駐車できるとは限りません。
現場内に車を駐車できず、離れた駐車場から道具や材料を運搬しなければならない状況も良く起きます。
連結式の工具箱が出る前は、それぞれ個別のケースに入った工具を、台車にいくつも載せて、移動中も工具箱が崩れてしまわないように気を付けながら運搬。
乗り切らない材料は、もう一度現場と車を往復。
足りない材料があったら、また往復。
現場作業をしている方なら誰しも経験があると思います。
ですが!、セフキャリーツールボックスを使えば、こうした現場あるあるの悩みを一気に解消できます。
セフキャリーツールボックスは、複数のセフツールボックスをワンタッチで連結し、一度にまとめて運搬できる設計になっています。

個別の工具箱を台車に積み重ねる必要がなく、移動中に崩れる心配もありません。
工具・材料をあらかじめ用途別に収納したまま、
「必要なセットを車で連結 → そのまま運搬 → 現場でそのまま作業」が可能。
作業に必要な工具をセットで持ち運べるので、現場と車を何度も往復する回数を大幅に減らすことができるでしょう。
また、大径キャスターを備えているため、
建築工事現場のような段差・砂利・荒れた床面でもスムーズに移動できるのも大きなメリットです。
結果として
- 運搬時間の短縮
- 無駄な往復の削減
- 作業開始までの段取り時間の短縮
につながり、現場全体の作業効率を大きく向上させてくれます。
セフシリーズ工具との利便性
タジマでは、さまざまな建築工具を取り扱っています。
その中でも、腰道具に取り付けて使用するセフシリーズは、工具をワンタッチで着脱できる非常に優秀なアイテムです。
セフシリーズは、その日の作業内容に合わせて、
腰道具の配置や使用する工具の種類を簡単に変更できるのが大きな特長です。
セフツールボックスには、そんなセフシリーズの工具を収納するために、
ボックスの側面や内部に多数のセフホルダーが備え付けられています。

腰道具から取り外した工具を、そのままボックスのセフホルダーへ収納することで、
工具を整理しながら保管でき、
ボックス内で工具が混ざって紛失してしまうリスクの軽減や、
必要な工具を探す時間の短縮にもつながります。
セフキャリーツールボックスでは、内側・外側あわせて62個のセフホルダーが配置されています。
工具の幅や形状の関係で、すべてのホルダーに工具を取り付けることは難しいものの、
使いきれないほど十分な数のセフホルダーが備わっていると言えるでしょう。
私がよく使用しているセフ工具のひとつに、「セフ電工レベル」があります。
これまでいくつもの水平器を使用しては紛失してきましたが、
この「セフ電工レベル」はセフホルダーに取り付けておくことができるため、
腰袋から落ちていつの間にか無くなってしまったり、
どの工具箱に入れたのか分からなくなってしまう、といったことがなくなりました。
水平器を使用しない作業の際は、セフツールボックスのホルダーに戻すという動作を習慣化することで、
道具を探すというストレスが大幅に軽減されました。
工具の数が多く、管理しきれずに困っている方には、
工具をセフシリーズに統一し、セフツールボックスで一元管理するという方法は、
非常に有効だと思います。

道具の紛失も減って、探す時間の短縮、買いなおしを防いで節約にもなるよ!
値段について
セフキャリーツールボックスの価格は、
他社メーカーの連結式工具箱シリーズと比較しても、特別に高すぎるという印象はありません。
機能や作りを考えると、標準的な価格帯に収まっていると感じます。
筆者自身、実際に購入して現場で使用していますが、
価格に対しての不満はほとんどなく、全体として非常に満足度の高い製品だと感じています。
特に、
- セフシリーズ工具との高い親和性
- 運搬・保管・作業を一体化できる利便性
- 現場使用を想定した堅牢な作り
といった点を考えると、価格以上の価値がある工具箱と言えるでしょう。
また、カラーがブラックで統一されている点も好印象です。
現場で使っていても見た目が引き締まり、汚れが目立ちにくく、
実用性とデザイン性の両立ができていると感じます。
腰道具をセフシリーズで組んでいる方にとっては、
連結式工具箱を選ぶのであれば、
TAJIMA(タジマ)一択と言っても良いのではないでしょうか。
セフ工具との互換性を最大限に活かせる点を考えると、
セフキャリーツールボックスは、価格・機能・使い勝手のバランスが非常に優れた選択肢だと感じます。
デメリットについて
ここまでは、主にメリットについて紹介してきましたが、
実際に使用していて感じたデメリットについても触れておきたいと思います。
サイズがコンパクトで、容量はやや少なめ
これは他社製品と比較した場合の感想になりますが、
セフキャリーツールボックスは、海外メーカーの連結式工具箱と比べると、
全体的にサイズがコンパクトな分、収納力は若干控えめです。
ただし、この点についてはデメリットであり、同時にメリットでもあると感じています。
私が普段使用しているN-VANでは、
海外製の大型連結式工具箱だと横幅の関係で2台を並べて積載することができません。
その点、セフツールボックスシリーズであれば、
車内に並べて配置することが可能で、積載性という面では非常に扱いやすいです。
付属セフホルダーのロック機能がやや弱い
感じ方には個人差があると思いますが、
ボックスの側面や内部に付属しているセフホルダーに工具を取り付けた状態で、
ぶつかったり押されたりした際に、工具が外れてしまうことがあります。
これは、腰道具に使用するセフホルダーとは構造が異なり、
簡易的なプラスチックの突起に引っ掛ける構造になっているためです。
この点については、私はセフホルダーを自作し、ロック機能を強化したものを使用しています。
多少の工夫は必要になりますが、対策ができない問題ではありません。
実際に使用していて感じるデメリットは、大きく分けるとこの2点程度です。
全体としては、現場での使い勝手や利便性を考えると、
十分に納得できる範囲のデメリットだと感じています。
収納方法は人それぞれ
今回は私の使用しているセフキャリーボックスの中身を紹介します。







その他、トルクレンチやチャージホースなどは上に重ねた引出しに収納しています。

今はルームエアコンの取り付けに合わせた組み合わせになっています、上の引出しにはビスやナットが入っているので、このセットを持っていくだけで一通りの作業ができます。
何度も車と現場を往復する時間も減り、どこに何があるのかも把握しやすいです。
まとめ
セフキャリーツールボックスは、
建築工事現場での運用を強く意識して作られた連結式工具箱だと感じます。
セフシリーズ工具との高い親和性により、
腰道具から取り外した工具をそのまま収納・管理でき、
運搬・作業・片付けまでを一貫して行える点は、他社製品にはない大きな魅力です。
IP65準拠の防じん・防水性能や、現場で扱いやすいサイズ感、
62個配置されたセフホルダーによる高い収納性など、
実際の現場作業で「使いやすい」と感じる要素が随所に詰め込まれています。
一方で、収納容量や付属セフホルダーのロック機能など、
いくつか気になる点はあるものの、
使用環境や運用方法を工夫することで十分にカバーできる範囲だと感じました。
特に、腰道具をセフシリーズで統一している方にとっては、
連結式工具箱の選択肢としてTAJIMA(タジマ)を選ばない理由が見当たらないほど、
完成度の高い製品だと思います。
連結式工具箱を検討している方や、
工具管理・運搬の効率化を考えている方には、
一度はチェックしておきたい工具箱です。



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