Milwaukee PACKOUTのメリット・デメリット

Milwaukee

Milwaukee(ミルウォーキー)のPACKOUT(パックアウト)は、
個人の感想ですが、連結式工具箱の中でもトップクラスの人気を誇る収納システムです。
現場でもDIYでも活躍しますが、実際に使ってみると明確なメリットとデメリットがあります。

まずはじめに、それぞれを簡単に整理しておきましょう。


【PACKOUTのメリット】

  • とにかく頑丈で壊れにくい
  • 赤×黒のデザインが目立ち、統一感がある
  • サイズが大きく収納力が高い
  • 拡張性が高く、自分の用途に合わせて組み替えできる
  • 耐候性が高く、屋外現場でも安心して使える

【PACKOUTのデメリット】

  • 本体が重い(中身を入れると特に)
  • 価格がやや高い(初期投資が高額になる)
  • 商品によっては入手しにくいものがある
  • 軽自動車や狭い車両には積みにくいサイズ感
  • 台車タイプがない

はじめに

PACKOUTは、アメリカの工具メーカー「Milwaukee」が展開する収納システムで、
プロの職人からDIYユーザーまで幅広く支持されています。
堅牢な構造と高い拡張性を持ち、現場・車載・ガレージなど
さまざまなシーンで効率的に道具を整理できるのが特徴です。

この記事では、PACKOUTを実際に使用して感じたメリットとデメリットを正直に解説します。
購入を検討している方や、他シリーズと比較して迷っている方の参考になれば幸いです。


PACKOUTのメリット

頑丈な構造と信頼性

PACKOUTの最大の魅力は、圧倒的な耐久性
厚みのあるプラスチック素材と金属ロックによって、
多少の衝撃や落下では破損しないほど堅牢に作られています。

防塵・防滴性能も高く、IP65相当の構造で雨天時の現場でも安心。
粉塵の多い屋内作業や屋外工事など、過酷な環境でも道具をしっかり守ってくれます。
※引き出しタイプについては隙間がある為、防滴性能は低めです。


豊富なラインナップと拡張性

PACKOUTシリーズの大きな特徴が、自由に組み合わせできる拡張性です。
キャリー、引き出し、オーガナイザー、トートバッグなど、
用途に合わせてユニットを積み重ねることができます。

ロック機構が共通設計のため、どのアイテム同士でもスムーズに連結可能。
最初は最低限の構成で始め、必要に応じて後から追加・カスタムできる点も魅力です。


運搬性と安定感

PACKOUTはキャスター付きモデルを使用することで、悪路や段差の多い現場でも安定して運搬可能です。
大径タイヤで砂利道でも滑らかに動き、複数ユニットを積み重ねても安定感があります。
キャリー式で傾けて引くスタイルですが、バランスが良く操作性も高いです。

キャスターを使用すれば、コンクリート上などの、平らな床では水平移動も可能。


統一感のあるデザイン性

Milwaukeeらしい赤×黒のブランドカラーとサイズは非常に存在感があり、
どんな現場でもひときわ目を引きます。
この目立つ赤色は所有欲も満たされ、使うたびにモチベーションが上がるような魅力があります。

また、全ユニットが同系デザインで統一されているため、
ガレージや車載時の見た目にも一体感が出ます。
「機能性」と「デザイン性」を両立している点もPACKOUTの特徴です。


PACKOUTのデメリット

重量がある

PACKOUTは頑丈に作られている分、本体が重めです。
特に中身を入れるとかなりの重量になり、持ち上げて移動するには体力を使います。

さらに、キャリーで運搬する場合、キャリーの中身を取り出すには、上に積んでいるPACKOUTを一度すべて下ろす必要があります。
この構造上の仕様もあり、頻繁に中身を出し入れする場合は少し手間を感じることがあります。

引き出しタイプのキャリーもありますが、値段が6万円以上とかなり高額な為、資金に余裕のある方は引き出しタイプのキャリーをおすすめします。

私自身、以前ヘルニアの手術をしていることもあり、
あまり道具を詰めすぎると腰を痛めてしまいそうで、心配になることがあります。
長時間の持ち運びや積み下ろしを頻繁に行う方は、
必要以上に詰め込まず、キャリーや分割収納を活用するのがおすすめです。


価格がやや高い

Milwaukee製品全般に言えることですが、
PACKOUTも他ブランドと比べて価格帯が高めです。

ただし、品質・耐久性・拡張性のバランスを考えると、
長期的に見れば十分にコストに見合う価値があります。


入手性の課題

一部のモデルは国内では入手が難しい場合があります。
近年はホームセンターなどで取り扱いが増えていますが、
人気モデルは在庫切れや取り寄せになることも多いです。

オンライン購入でも、公式サイトでは売切れ表示の商品も多く、amazonなどのECサイトでも運送に少し日数が掛かる場合があります。


サイズと収納スペースの問題

PACKOUTは全体的にサイズが大きめです。
収納力が高い一方で、軽自動車や小型バンでは、積み込みに工夫が必要な場合があります。

車載する際は、底面サイズを事前に確認しておくと安心です。


台車タイプがない

PACKOUTもキャスターで水平移動は可能ですが、
台車のような、ハンドルを押して運べる構造の商品はありません。

一方で、TAJIMAのセフツールボックスには台車型が存在し、
ハンドルを押して運べる商品があるという点が異なります。


屋内や平面の移動中心ならセフツールボックスの台車が優位です。


他シリーズとの使い分け

PACKOUTは耐久性・拡張性、赤色を最重視する方向け。
一方で、軽量さや手軽さを求めるならセフツールボックスも選択肢です。

重視ポイントおすすめシリーズ
頑丈さ・拡張性PACKOUT
軽量・車載性セフツールボックス

まとめ

Milwaukee PACKOUTは、
「頑丈・拡張性・デザイン性」を兼ね備えたハイエンド収納システムです。

その分、重量や価格、サイズ感に注意が必要ですが、
一度導入すれば長く使えるタフなシステムとして活躍します。

耐久性を重視したい現場作業者や、
ガレージ整理を本格的に進めたい人には特におすすめです。

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